夜。五反田駅から原宿駅、そこから歩いて渋谷AX。
寒さに負けずにTシャツ一枚で会場入り。
待ちに待ったケムズのライブ。大いに踊るぞと意気ごんで会場に乗りこんだのですが…いかんせん人がどこもかしこもぎゅうぎゅうで気ままに踊ることは全然叶わず。かなり不完全燃焼に終わってしまいました…。
この夜は「Hey Girl, Hey Boy」にはじまり、新旧とりまぜてのセットリスト。そして最後の最後はやっぱりというかなんというか「The Private Psychedelic Reel」。あの導入部分が流れはじめて一気に歓喜と興奮が込みあげてきた殺那、ステージのスクリーンに映しだされたのはJesus Christを描いた宗教画。
…藤堂志摩子さんは修学旅行先のイタリアで、ミケランジェロ「最後の審判」の前に感動の涙を流しましたが、自分はこの時、この絵とこの曲の多幸感におしつつまれて泣き出しそうになったのでした。
こんな感じでパフォーマンスは良かっただけに、「もっと踊りたかったなぁ」という思いが募るばかりで。やっぱり追加公演の東京ベイNKにしておけばよかったかなぁと自分の判断ミスをちょっと悔やみもした夜でした。
この後宿に戻り、昼間買いこんだマリみて本を一冊一冊読んでは思うままベッドの上でごろごろ転げ回り、やがて就寝。