elektrochunk[reprise]

同人サークルHONEST HEARTSの活動の中で描いた落描や、個人的な趣味のいろいろを綴ります。2012年1月から開始

Prefuse 73(渋谷O-East)

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Prefuse 73の来日公演を観に行ってきました。場所は渋谷O-East
会場入りの時、たくさん貼り出されていたポスターにまずびっくり。
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( ω )  ・ ・
Autechre(オウテカ)来日ってほんとマジですか。しかもゲストにMark BellってLFOの中の人じゃないですか。金曜日というのがちょっと難しいですけど、是非素敵な一晩過ごしたいです。
入場してから開演待ちの間、自分のすぐそばの一群が楽しそうに会話をしてて、それが聞くともなしに耳に入ってきました。どうやらmixiで交流のある人たちらしく、コミュがどうのとかあの人がこうのとか。そんな会話が耳に飛びこんでくるごとになんだかとっても複雑な気分(´・ω・`)。いたたまれなくなって場所移動…。

Beans

まあそれはともかく19時開演。まずはBeansの登場。あらかじめ打ち込んだトラックと共に、時にはトラックもなしの一人きりで強烈なラップをかますその存在感にまず圧倒。
言葉の継目が全然やってこないマシンガンのようなタフなラップとでっかい身振りで繰り広げるダンスの迫力がとてもすごくて息をのみました。かと思えば、曲間にてこてこコンソールまで歩いて次のトラックを流す仕草がなんかちょっと微笑ましかったり。
Anti Pop Consortiumは自分にとって「名前は知ってたけどまだ全然聴いたことない」グループだったのですが(というかそもそもヒップホップの世界を全然掘り下げてない)、この日の彼のパフォーマンスを体感して、次レコード屋へ行く時は必ずCD買おうと思ったのでした。
ただ、言葉の壁のせいか、コール&レスポンスがほとんど成り立ってないように感じられたのが残念でした…。自分もできなかったですけど。

Battles

続いてBattlesの登場。これもまたすごかった。
DJ Shadowのように肉体を跳ね上げるビート感と、Date Course Pentagon Royal Garden(長い)のような変則混乱しまくりのリズムと、Massive Attackのような眩惑のエレクトロニクスとががっつり混ざったような、ほんとワケ分からない人力ダンストラック集。
特にドラムの人のプレーがものすごかったです。特に裏拍の存在感。体ビリビリ震わされました。

Prefuse 73

そして最後はPrefuse 73。ステージ準備の時間からもう登場。いろいろ機材のセッティングやってました。ドラムの人、ベースの人、ターンテーブルの人と4人揃ったところでいざ開始。
イントロ一発目のビートからもう意識飛びかけました。彼らのつむぎ出すトラックの、深くきらめく音の波間にたゆたうようにすごい気持ちよく体と心揺らせてきました。
あまりに気持ちよすぎてセットリストを覚える努力は全然しなかったんですが…「The End Of Biters-International」「The Color Of Tempo」「Dave's Bonus Beats」「One Word Extinguisher」「Perverted Undertone」「Choking You」とかはやったような。
圧巻だったのはアンコール最後、Battlesのビートボクサーな人とBeansがステージ上に加わって披露された長尺のパフォーマンス。これがまたすごかった。BattlesのビートボックスとBeansのラップのかけあい。そこから生まれる声のビートの強度はハンパなく、またこれにヘレンの奏でる音が重なってビリビリ脳天から震わされまくりでした。かなり強烈な体験になりました。
この余韻に体を揺らしながら会場を出て渋谷の街を歩き、松屋で晩御飯を食べ、ホテルまで戻ったのでした。